「メモリインターリーブ」とは?わかりやすく解説!【CPU・メモリ】

基礎

「メモリインターリーブ」とは、メモリ⇔CPUの転送速度をアップさせるための技術のこと。

メモリを効率よく使うことで、本来持っている能力以上の力を発揮させようとする高速化技術の1つです。
といっても、その効果は10〜30%程度の些細なものですけどね。

メモリインターリーブを理解するための超絶ざっくりした説明

まずはメモリインターリーブのイメージを想像していただくために、設定方法を超絶ざっくり説明します。

1)2枚1組で売っているメモリを買ってきます。
2)「デュアルチャネル対応パソコン」のメモリスロットの、1番3番もしくは2番4番にメモリを挿します。
3)再起動します。終わり。

たったこれだけでメモリインターリーブの設定は完了です。

なぜ2枚1組で売ってるメモリじゃなきゃダメなの?

メモリインターリーブは複数のメモリを同期させることで、能力アップをはかる技術です。
そのため、同じメーカー・規格・容量・転送速度のメモリじゃないと同期がうまくいかないのです。

「デュアルチャネル」って何?

デュアルチャネルとは、メモリインターリーブの一例です。幅広く使われいる技術です。
デュアルチャネルはメモリ2枚。
トリプルチャネルはメモリ3枚、クアッドチャネルはメモリ4枚を同期させます。
と、このようにメモリインターリーブにも色々種類があるのです。

なぜ1番3番、2番4番にメモリを挿さなきゃダメなの?

メモリインターリーブの恩恵を受けたい場合は、なぜか1番3番もしくは2番4番と、1つおきにメモリを挿すことになっています。
その理由は・・・・実は僕もよくわかっていません。
1番2番に並べてメモリを挿した場合「シングルチャネル」扱いとなり、メモリ本来のパワーしか発揮できません。
つまりもしメモリを2つ持っているなら、1つおきに挿さないと損だということです。

わからない方の為に:「CPU」「メモリ」って何?

CPUとメモリについて簡単に説明します。すでに理解している方は読み飛ばしてくださいね。

CPU

CPUを日本語でいうと、中央処理装置
・・・つまり、ものすごいスピードで計算をする、パソコンの頭脳にあたる部品です。

CPUは、こんな見た目をしています。

真ん中の四角いのがCPU。大きさは500円玉より少し大きいくらい。
CPUはどのパソコンにも必ず入っています。こいつがないとパソコンは動きません。

ゲーム、音楽、動画、ネット、画像、漫画、Twitterなどなど
パソコンのすべての動作は、このCPUの計算によってもたらされているものです。

ちなみにCPUの中身はどうなっているかというと、たくさんのトゲトゲが規則正しく並んでいるだけのシンプルな構造となっています。
気になる方はGoogleで「cpu 分解」で画像検索してみてください。

メモリ

メモリを日本語でいうと、主記憶
CPUが計算をする際、一時的にデータの保管場所として使用する部品です。

CPUは高速で計算することができるスゴイ部品ですが、残念ながらデータを保存する能力はありません。
なのでメモリにデータを保存します。
CPUはメモリとデータをやりとりしながら、パソコンを動かしているのです。

メモリは、こんな見た目をしています。

ちょうど手のひらに乗るくらいのサイズです。パソコンによっては複数搭載されていることもあります。


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